2004年08月05日

レーウェンフックの顕微鏡を作る

自作の顕微鏡
■レーウェンフックの顕微鏡を作る

という夏期集中講義に2,3,4日と出ていました。

(そのおかげで更新が滞っていました。
夏休みはイベントがあったり,逆にネタがなかったりで,不規則な更新ペースになると思います。
よろしくご了承のほどを。)

レーウェンフックという人は今から300年ほど前のオランダの科学者で,
自分で作った顕微鏡(なんと最大倍率300倍近く!)を使って微生物や精子を観察したという人です。
(レーウェンフックについては,『初等科学史研究MEMO』の第3巻に詳しい記事が載っています。)

今回の講義はそのレーウェンフックの顕微鏡を元に,
自分達でオリジナルの単焦点式顕微鏡を作ろう,というものでした。  続きを読む

2004年07月05日

駒場のオススメ講義・教官(5)松田良一,酒井邦嘉,丹野義彦

■駒場のオススメ講義・教官(5)松田良一,酒井邦嘉,丹野義彦

これらの方々は,別カテゴリー(生命科学の現在COE講義)の記事で紹介したので,
改めて記事を書くのがめんどくさくなってしまいました。

ということで,いささか乱暴ですが,まとめて紹介します。

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2004年06月27日

駒場のオススメ講義・教官(4)ジョン・ボチャラリ

オススメ教官(4)ジョン・ボチャラリ
■駒場のオススメ講義・教官(4)ジョン・ボチャラリ

駒場では英語を担当しています。
ぼくは昨年(2003年度夏学期)に「国際コミュニケーション」(通称「コクコミ」)の講義で出会いました。

すばらしい人です。
日本語ペラペラです。日本人より日本に詳しいです。
話おもろいです。お酒大好きです(^^;)。

で,講義の内容も

「駒場に来た留学生に東京を案内するツアーを企画する。
そのための英語パンフレットを作る」

という,とてもユニークで,すこぶる楽しいものでした。

ぼくらの年は築地へのツアーを企画しました。
5月中頃に下見に行って,原稿を書き,みんなで意見を出し合いながらそれを何回か推敲,
6月末頃原稿完成。印刷・製本。

オススメ教官(4)築地ツアー冊子

できあがったのが,写真の冊子です。
表紙だけカラー。全部で40ページの大作。
いや〜これはけっこう思い出のつまった,愛着のある宝物です。

当日のツアーは,  続きを読む

2004年06月26日

駒場のオススメ講義・教官(3)石浦章一

オススメ教官(3)石浦章一
■駒場のオススメ講義・教官(3)石浦章一

この人は駒場の名物教官,Mr.エンターテイメントですね。有名です。

ぼくは去年,「生命科学1」という文系向けの講義をモグリで受けました。
確かに話が上手い,おもしろい。サービス精神旺盛で,すばらし8かったです。

ただどうかなぁ,最新のトピックとかを盛り込んで,話はおもしろかったけど,
生物学の基礎的知識をキチンと身に付けるのにはやや不足かなぁ,という気はしました。
まぁ,週1回の講義でそこまで要求するのは無理かな。

これからの時代,文系のヒトビトであっても生物学の知識を持ってた方が間違いなくよいわけで,
そういう「入門」としての意味では,いい講義かもしれません。

石浦さんは他にも理系向けの「生命科学基礎」(通称「ナマキソ」,これは必修)も担当されてるので,
そっちの方にモグった方がぼくには合っていたのかもしれません。


ま,そんなわけで,駒場に来たなら,石浦さんの講義は,
一度は受けてみるといいでしょう。オススメします。  続きを読む

2004年06月25日

駒場のオススメ講義・教官(2)小林寛道

オススメ教官(2)小林寛道
■駒場のオススメ講義・教官(2)小林寛道

この人の講義は今学期とっているところです。

「身体運動実習」,まぁ平たくいえば「体育」の講義で,
合気道を習っています。

合気道,かなりたのしいです。
小林先生の教え方が上手だからです。

また,時々本気モードで演舞を見せてくれるのですが,
その時の技の鋭さといったら,男のぼくでも見てて惚れ惚れしてしまいます。

ハッ,シュビッ,バッ!ダン。

という感じです。(どんな感じだよ^^;)  続きを読む

2004年06月22日

駒場のオススメ講義・教官(1)磯崎行雄

オススメ教官(1)磯崎行雄
■駒場のオススメ講義・教官(1)磯崎行雄

誰を最初に紹介するか迷ったのですが,
書けたものから紹介していくことにしました。

1人目は,磯崎行雄さん。

この人の講義は,去年(2003年度)の夏学期にとりました。
「惑星地球科学2」という講義でした。

「感動的だった」とか,「激しくおもしろかった」とかいうわけではないのですが,
なんとなく,好きだったなぁ,この人。

今では絶滅危惧的な「スライド」(パワーポイントではなく!)を使って,
いろんな地質学の写真を見せてくれながら,
地球のダイナミックな動きについて講義してくれました。

「プルーム」とか,「付加帯」とか,いまでもけっこう講義の内容を憶えてるなぁ。
興味を持って聴いていた証拠ですね。

(そうそう,なんとなく好きだったのは,
彼から「科学的なものの見方・考え方がしっかりしている」という雰囲気を感じたからかもしれません。)

また磯崎先生はコテコテの関西人で,
時折混ざる味わい深いギャグも,ぼくの好みでした(^^;)。

そうそう,テストも傑作でした。
問題文,2行(^^;)。
問題用紙も配らず,黒板に書くだけ。  続きを読む

2004年06月20日

〈駒場のオススメ講義・教官〉シリーズについて

■〈駒場のオススメ講義・教官〉シリーズについて

今日から,「駒場のオススメ講義・教官」という連載を始めることにします。
東大生でない人には,おそらく全くつまらない記事になることと思います。
遠慮なく読み流し/読み飛ばしてください。

記事を書く目的は,

(1)「知的興奮を与えてくれるような講義を求めている,東大の1・2年生」に対して,
オススメ講義・教官の情報を提供する

(2)なんの見返りもないにも関わらずおもしろい講義をしてくれている先生方を,
記事を書くことで評価する。
(ぼくにホメられたって,うれしくもなんともないかもしれませんが,
まぁでも「いい仕事を積極的に高く評価する」ことは重要だと思いますので。)


(1)で想定しているような人々がどれだけこのblogを見てくれているかわからないのですが,blogは検索エンジンとの親和性が高いので,
まぁひょっとしたら,けっこう見てくれるのではないでしょうか。

ただし,ぼくは理系なので,オススメ講義も主に理系に偏ると思います。
その点は,どうぞご了解ください。


今のところ,以下の先生方の紹介を予定しています。

・小林寛道
・松田良一
・石浦章一
・酒井邦嘉
・磯崎行雄
・ジョン・ボチャラリ


ちなみに,「激しくオススメしない教官」の方が遥かにたくさん紹介できる自信がありますが,
そんなことをしてもとても不毛なので,そちらの方は止めておきます…(^^;)。  

2004年05月07日

カエルの解剖

■カエルの解剖

をしました,今日は。
(あ,風邪はひたすら寝たらなんとかよくなりました。)

今日が生まれて初めての解剖だったので,
「うわ〜なんだかやだな〜」とちょっと憂鬱ぎみで実習室に行ったのですが,
はじまったら予想に反して,夢中になってしまいました。
そんな自分にちょっとビックリ。

注意!:「続きを読む」をクリックすると解剖したカエルくんの写真が表示されます。
苦手な人にはダメかも。  続きを読む