2006年02月02日

精神疾患に対する無理解と,その解決方法,および,それによる,〈全ての人が生きやすい世界〉の実現に向けての研究についての,方向性の考察

*2007年4月10日追記
 1年後に読み返して,当時の勉強不足や,自身の状況の変化など,さまざまな要因により,
 本文に取り消し線を引く形で,掲載を中止しました。



精神疾患に対する無理解と,その解決方法,および,それによる,〈全ての人が生きやすい世界〉の実現に向けての研究についての,方向性の考察

自分の抱える精神的(神経的)“欠陥”について,
ようやく適切な把握がほぼ完了したと思われる今,
やるべきことが,明確に見えてきている。

まず,
・システムとして不安定で,
 暴走しやすい自分の中枢神経系について,
  1.自らが,きちんと状態を把握し,
  2.それをうまく制御する
    (└独力で
     └人の手を借りて
     └薬剤の力を借りて)
  3.そのための教育・啓蒙活動,
    そのような“欠陥”を抱える人々が,
    誰でも使えるような自己管理〈技術〉(ソフトウェア)の
    開発,定式化

これが,ぼくの本当にやりたいこと
(=ぼくの“本当の”(=具体的な)ミッション)のようだ。
ようやく,このように言語化することができた。
(すでに昨年末から,ここまでできそうな予感が,
 ある種のもどかしさを伴って,ずっとあった)


どうしようか。
いまの大学はやめて,
今から,医学部に入り直した方が,
いいだろうか?

でも,ひとつありえるかな,と思うのは,
現在の研究室で,
上のような問題の解決についてキーになると思われる
〈他者との相互関係〉(それは,基本的に,
正・負,2種類のフィードバック作用(の無数の重なり)によって,
規定される)に関わるような,
ネットワーク論に関わるテーマを,研究すること。

生態系は,
〈相互作用の複雑に張り巡らされた複雑系である〉
という点で,
1個人内の(中枢)神経系や,
個人間の人間関係の系と,
極めて高い相同性を持つ。
(参考記事:極相林としての学科内人間関係の安定
※この頃から,既に半無意識レベルでは,問題意識はまとまっていたようだ)

〈相互作用の複雑に張り巡らされた系〉という点で,
全てが,つながるのである。
『お先に失礼!』に書いたプリンモデルも,そう。)

としたら,
そのような複雑系研究が,
まだおそらくほとんど全くなされていない現在の医学界
(医学がそこに追い付くには,おそらく,まだ50~100年はかかるだろう)
にわざわざ入門しなおすよりは,
かなり先行してそのような〈系(システム)〉の研究が進んでいる
生態学分野(〈生態“系”〉=エコ〈システム〉),
しかもその第一人者と呼べるレベルの人が教授を務めている
現在の研究室で,
上記のような問題意識を棚につりつつ,
なにかそのモデルとなるような研究に従事することは,
自らの設定した最終的な問題の解決に向けて,
とても,価値のあることなのではないだろうか。

(実際,それとうまく絡められそうなテーマが,
与えてもらえそうなのである。
それを聞いたので,昨日は,
余りにも,うれしくなってしまったのであった。
皮肉にも,それは,
ぼくの脳みその神経ネットワークの,
いまひとたびの危機的暴走を招いた。ははは……)

もとい。

以上のような研究は,とても多くの人の笑顔に,
つながる仕事になるだろう,と予想される。
としたら,
1度ならず,2度までも捨てかけて,
その度に,周囲の人に救われ,拾ってもらったこの命の,
残りの時間を全てかけ,一生を捧げることは,
義務とまでは言えなくても,
少なくとも,
そうする価値は十二分にある,とは,言えるのではないか。

少なくとも少なくとも,ぼく自身は個人的に,
そこに十分価値を見出せるし,
したがって,そういう生き方をしたい。

それは,誰よりもまず,
7年間,苦しみ続けた自分のために。
その,自分の負った傷を癒すために。

そして,それにより,
自分と同じような“欠陥”(本当はそれは,欠陥ではなく,
ただの形質変異である)を抱えて生まれて来てしまった人の
苦しみを,少しでも和らげ,
その人たちが,少しでも長くの時間,笑顔でいられて,
幸せに生きられるようになったら,
それは,ほぼ100%間違いなく,
素晴らしいことだ,と,言えはしないだろうか。

そしてそのような,
いわゆる “難しい” 人たちが生きやすい世界は,
そこまでの欠陥を抱えない“フツーの人” 々にとっても,
間違いなく,生きやすい・住みよい世界になるだろう。

(さらにそれは,
世界各地の貧困問題や,紛争問題,
地球環境の(ヒトの生存にとっての)危機的状況,などの
各種問題の全面的解決にも,道をひらく可能性がある。)

そしたら,
(自分を含む)世界中の人に,
「Nice to meet you」「あなたに出会えて,よかった!」と,
言える。
自分が生まれてきた価値を,祝福できる。

そういう世界が実現する(可能性がある)。


苦しみ,悩み,学び,考え抜いた果てに,
ついに,今ここに,問題意識(と,その8割の回答
=問題解決のための方向性)が,結実した。

あとは,その達成のために必要な成果を,
1コずつ,積み上げていけばよいだろう。

長生きしたい。

し,
寿命を迎えた時点で,次の人たちにバトンを渡せたら,
それでいい。
ぼくに与えられた分は,それで終わりである。
1個体の人生としては,十分過ぎるほど,十分だ。

交通事故と,ナイフを持った少年
(理屈の通じない相手)には,気をつけよう。

あとは,一歩ずつ,
てくてく歩いていこうと思う。

こんなことをブログにアップするのは,
果たして大丈夫だろうか,と,かなり迷いつつ,
でも,
3秒後に死んでしまう可能性も危惧して,

また,ここまで来れたのは,
このブログを読んでいる直接の友人・知人・師匠・先輩も含めて,
このブログを読んで,時に反応を返してくださったみなさんの,
おかげであるとの自覚と,そのことへの感謝を込めて,
やはりなによりもいちばんに,
まずみなさんに読んでいただくべきと思い,
これをアップすることにした。

願わくば,これが,ぼくだけの妄想ではありませんように。

以後,この仕事に,一生,全力で従事したい。

      2006年2月2日 未明(深夜1時57分ごろ)
          ガンジー 記す

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