2006年02月22日

おバカなひとりごと

目指す目的地は,まだまだ遠く,
月のように,近くて遠い。

すまない。
しかしどうしても,ぼくはそこへ行きたいのだ。

月も,ぼくを呼ぶ。  続きを読む

2006年02月21日

両親への手紙

From: むすこ(2ばんめ)
Subject: 22歳になりました〜
Date: 2006年2月21日 8:04:27:JST
To: おや(両方)

父上さま 母上さま

おはよーございます。本日2月21日は,
22年前に,わたくしが母上のおなかから
ぽこっと脱出した記念日だそうでありまして,
まことにおめでとうございます。

誕生日は,

 年に1度,無条件に人から祝ってもらえる

という,とてもステキな日でもありますが,
同時に,

 産んでくれた両親や,育ててくれた人々,
 支えてくれる人々に,改めて,感謝をささべるべき日である

というのが,
ぼくの最近の勝手な解釈というか,信仰でして(^^;),

しかしながら,
「自分の稼いだお金で老親を温泉に連れていく」
なんていうオヤコーコーができるようになるのは,
もう少し先になりそうですので,
ぜひ長生きの上,気長にお待ちいただければ幸いです。

改めて,
産んで育てていただいて,ありがとうございます。
今後とも,どうぞよろしくお願いいたします(^^ゞ


おふたりの次男 きむらひとし 記
22歳の誕生日に。

  

2006年01月31日

Undeliverable Mai : User unknown:「とみた先生へ」

とみた先生へ

こんにちは。
お久しぶりです。2003年の夏に,
名古屋の病院でお世話になっていた,○○○○と申します。

え〜と,
大学に入って,うつ病になって,
名古屋の実家に逃げ帰っていた,
母親が,S方さんの友達の,あの○○です。
思い出していただけるでしょうか?

今日(昨日),
来年度(4年次)の所属研究室が決まり,
「ここまで,長かった……」という感慨を感じ,

先生のことを,ふと懐かしく思い出して,
こうして,筆を執りました。


あの後,東京に戻った後,
1年後の再発を経て,
(いま思えば,「治った」と思って,
薬をやめてしまったのが,いけなかったのでした。
やはり,崩れたシステムのバランスが安定するまでは,
しばらく薬を飲み続けないと,ダメですね)

現在は,
通院も終え,薬も全く飲まず,
いろいろ失敗を「やらかし」たりして,まわりに散々迷惑をかけつつも,
まぁまぁ,なんとか,
そしてとてもたのしく,毎日元気に,
大学3年生を過ごしております。

最近は,どうも,やや軽躁なのかもしれません。
なんとか社会生活を営むのに支障はない程度におさまってはいます。
折り合いをつけながら自分とうまく付き合う技術も,
3年前よりは,ずいぶんうまくなりました。

まぁ,こういうふうに生まれてしまった以上,
しゃーないもんな,
自分とおりあい付けながら,生きてくしかないもんな,
と思いながら,
毎日,酸素を吸って,二酸化炭素を吐いては,
すーはースーハー,生きてます。


その節は本当に,お世話になりました。

あの後,
あの病院からは移動されたと,
いつだったか帰省した折,母から聞きました。

今でも,医師の仕事は続けてらっしゃいますでしょうか?

またいつかどこかでお会いできるのを,
ほんのりと,たのしみにしております。


突然のメール,失礼いたしました。

それでは。

          東京の自室より
         先生の元患者  ○○○○


*メールアドレスが変わっていて,届けられなかったので,
 ここに載せて,いつか,届くのを祈ることにした。
(でもやはり残念なので,
 別にきちんと清書して,母親→母親の友人経由で,
〈母親の友人〉の友人である先生に,届けてもらおうかと思う)

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2006年01月25日

【メモ】iPod電子六法

メモ。
Apple eNews - Japan : 1/24/2006号 」より

iPod電子六法

便利そう。

「道具が,ひとの思考を規定する」(まるしー,みやち。一部改変)


新しいハードができることで,
こういうおもろいソフトが,たくさん出てくる。

それは,新しいハード,道具によって,
新しいニッチが出現するからである。

おもろい,いい時代だ。 もっと,もっと!!
(そして,自分も。)


【追記】
製作者,櫻樹(おーじゅ)さんのブログ(の一記事)に,トラックバック。
拍手のお知らせとして。  

2006年01月07日

炬燵礼賛

炬燵礼賛

東京に戻って数日。
以前と違って,さみしさなどは特に感じないが,
ただ一点,
またコタツとしばらくお別れなことだけが,残念である。
(いまの部屋には,面積的な制限により,コタツが置けない。)

ふと思い出して調べたら,
ちょうど一年前にも,同じコタツほめたたえ記事を書いていた。

わたくしという存在は,彼様に,コタツが好きである。

あれは,本当によくできた,幸福発生装置だ。
電気エネルギーを,
熱エネルギーを経由して,ヒトの幸福に変える。

コタツとミカン(と,気が向けば読書)という,
正しく清らかな冬の過ごし方が世界に広まれば,
きっと,世界平和の実現は,今よりも,ぐっと,現実に近付くだろう。

たぶん,ぼくがこの先どれだけがんばっても,
コタツがこれまで発生させてきた幸せの量には,
到底かなわないだろう。

コタツとは,其様に,偉大な存在である。
(後者は,ぼくが卑小なだけであるが)

みなよ,コタツを褒め称えよ。
コタツを拝み,コタツを愛し,
コタツに日々感謝しながら,コタツと寄り添って生きよ。

コタツ,礼賛。

こたつむり 2006年バージョン

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2006年01月04日

紅白雑感●○その2:音楽配信サービスは「直接投資」

東京に戻りました。
1週間ほど帰省していたことになります。
今回の帰省では,母の教えを受けて,
ハンバーグと天ぷらが作れるようになりました!
ぬふふ。

帰りは,在来線でゴトゴト。6時間ちょっと。
読書したり,ものおもいにふけったり,
車窓を流れていく景色を眺めたりする時間は,
けっこう好きです。

そして東京はやっぱり,人が多い。
改めて,異常な街だなぁ,と思いました。
ここが決して日本のスタンダードではないことだけは,
忘れないようにしたいものですわ。
暮らしてると意識しなくなってしまうのは,
けっこうオソロシイことです。

さて,昨日の続きです。紅白雑感,その2。

紅白雑感●○その2:音楽配信サービスは「直接投資」

これくらいのことは,
すでにいろんな人が論じ尽くしていそうだけれども。

紅白の後,アップルのiTunesMusicStoreを見ていたら,
紅白やレコード大賞で流れた曲が,軒並みランクインしていた。
おそらく,テレビで聴いて,「これ,いい」と思った曲を,
ピンポイント買いなのだろう。

かく言うわたしも,そのクチでして,
そのためにMusicStoreを訪れたのでありました。

これだと,CD1枚を買わなくても,
聴きたい歌だけを買えるので,1曲150円で済む。
そのアーティストが気に入ったら,
あとから曲を買い足すことも出来るし。

レコード会社は困るだろうが,
リスナーとしては,たいへん,便利である。

また一方で,
これは,アーティスト側にとっても,メリットがあると思う。
特に,マイナーなアーティストに。

iTMSでは,視聴もできる。
だから,今までCDショップに並ぶのが難しかったり,
並んでも視聴コーナーに並ぶほどの知名度はないアーティストに,
今までより多くのチャンスが与えられることになる。

これはなかなか,よいのではないだろうか。
少数派が勝利することのできる仕組み。
実力のある歌い手が駆け上がることのできうる(しやすい)仕組み。

これはつまりは,
いわば,「直接投資」や「直接選挙」なのだと思う。
レコード会社の評価がないとCDが売れなかった
今までのシステムは,「間接投資」「間接選挙」。
一方,お客さんの評価が,よりこまかく,
ダイレクトに伝わる,新しい仕組みは,「直接投資」「直接選挙」。

既得権益を失うレコード会社は,
一時期,ギャンギャン騒ぎ立てていたが,
しかし,困るのは既存の流通業者だけで,
両端(リスナーとアーティスト)にとっては,
ネット上の音楽配信サービスというのは,
すばらしい仕組みなのではないか。

こういう「間接から直接への変化」が,
これからおそらく,いろんな分野で,
起こってくるのではないかと思う。

変化を怖れていても,しょうがない。
怖れても,それが時代の流れなら,変化は止められない。
ならば,とっとと変化を受け入れ,柔軟に対応しよう。
自分にできることはなにかを考えよう。

CDが今までのようには売れないなら,
CDではない形を考えて,新しい売り方を考えればいいのだ。
それが,創造性と言うものだろう。

そんなことを考えました。  

2006年01月03日

紅白雑感●○その1:ヒグマ的な小林旭/成熟経済時代の到来

紅白雑感●○その1:ヒグマ的な小林旭/成熟経済時代の到来

「今年の紅白見た?」
「見たよ」
「バ〜カ,今年の紅白はまだやってないよん。
や〜い,ひっかかった〜」

というのは,
お正月の定番のごあいさつですが(??(^^;)),
・・
昨年の紅白について,思うところをつらつらと。

●1.小林旭の迫力
まず,紅白ではないんだけど,
日本レコード大賞を見ていたら,小林旭が出ていた。

その迫力に,わたくしは,文字通り,「度肝を抜かれた」。
(本当に抜かれるものなんですね,度肝って)

そのガタイと,野太い声。そして,歌詞もすごかった。

「ダイナマイトがよぉ, ダイナマイトが,150屯」

なんて意味不明で,力に溢れた歌詞だろうか。
ど迫力であった。

こうだくみがいくら「エロかわいく」躍ろうとも,
絶対に勝てない迫力。
あの人はきっと,熊だ。人の皮をかぶった熊なんだ,きっと。
それも,絶対に,ヒグマ! どでかいやつ。

そんな感じであった。
他の歌手は,全員,完全に格負けしていた。
彼の迫力に喰われていた。
(検索したら,やっぱり,同様の感想を持たれてる方がいました。
 :実録 亞細亞とキネマと旅鴉 - さようなら2005年:[近況] レコード大賞

あれ以後,3日経つのに,ぼくの脳みそでは,

「ダイナマイトがよぉ,ダイナマイトがよぉ」

と,野太い声が,繰り返し,リフレインされている……。
もう,CD買うしかないかしら(^^;)。

しかし,小林旭さんだけでなく,
ユーミンや,ドリカムや,
やっぱ長く残る人は,歌を聴いていても,
声の伸びや上手さ,深みなどなどが,
ペーペーの人々とは一段違って,さすがだなぁ,と思った。
うまいよね,やっぱ。



●2.明らかに,明るい歌が多くなっている
もうひとつ紅白を見ていて思ったのは,
明らかに,明るい曲が多くなっている,ということである。

出てくる歌手出てくる歌手,みんな,
まっすぐで明るい歌詞を歌っていく。

これは,
製作者側(NHK)が意図的に明るい曲を選んでいる,
という部分もあるのだろうが,
しかし,それだけではないのではないか,と思える。

もしかして,やっぱり,
景気が回復してきてるんじゃないかなぁ,
と思うのである。

数年前,絶不調の頃には,
こういう歌たちは,出てこなかっただろう。

昨年のマツケンサンバあたりが,もしかしたら,
時代の波・気分をいち早くとらえた,
「さきがけ」のような曲だったのではないか。

そんなことを,
あまり根拠もなく,ふと考えた。

この考えが合ってるどうかは知らないが,
でもともかく,この先数年,かなり,
おもしろい時代になりそうだ。
あちこちで,芽を出していた新しい種たちが,
この先数年で,
きっと,一気に繁茂するようになる。たぶん。

本格的な成熟経済時代の到来である。


●3,インターネット上音楽配信サービスのおもしろさ

疲れた。寝ます。つづきはまた明日。