2006年01月21日

二宮果樹園 宿泊実習報告

二宮果樹園 宿泊実習報告

あまりに濃密過ぎて,
すでに記憶があいまいである(^^;)。
思い出せる範囲で記すことにします。

写真は未整理なので,後日追加予定。

1月16日(月) 講義,モモ剪定  カキ剪定
1月17日(火) ナシ剪定     キウイ剪定,講義
1月18日(水) ブドウ剪定    土壌管理
1月19日(木) 神奈川県研究センター見学
1月20日(月) ハッサク収穫   ハッサク調整,まとめ


■1月16日(月)
実習開幕。
手加減無しの朝9時集合。6時起き。
分子模型の荷物抱えてバタバタしてたら,5分遅刻した。
S先生に少々からまれるも,軽く受け流す。
みんなけっこう時間通りに来てる。スゴイ(^^;)

●午前:イントロの講義(剪定・果樹管理の基礎知識)と,モモの剪定。

●午後:カキの剪定

 5日間中3日間は,ひたすら剪定であった。
 当初,「やだなぁ」と思っていたのだが,
 実際は,すごくたのしかった。

 「剪定というのは,実はすごくおもしろい」ということを,
 今回知ったのは,たいへん大きな収穫だった。

 時間軸と空間的変化を見極め,予想して,
 「こいつをこう残すと,来年,こう伸びて,
  だからこいつは要らないから,落として枝を戻す。
  すると,念のため,こっちのこいつは切り戻して残しておくか」とか,
 ものすごく,アタマを使う,知的な作業だったのだ。
 なんとなく,将棋のような印象を持った。

 こういう「適性を見極めてモノ(ヒト)を配置する」というような仕事は,
 このところ,割と好きなので,ぼくとしては,たいへんたのしかった。
 今回の実習で,果樹を見る目がずいぶん変わったと思う。

 先学期に受けた園芸の講義も,
 初めて,ここで役立つ知識となり,身になった。

■1月17日(火)
●午前:ナシの剪定
 果物によって,全く剪定の仕方が異なる。
 というのは,「結果習性」といって,
 花芽(はなめ/かが)と葉芽(はめ)の枝への付き方が
 異なるからである。
 ナシがいちばん苦戦した。


●午後:キウイの剪定&園芸研のS山先生講義。
 差し入れのお菓子を配ってくれた上に,パワポで部屋まっくら。
 「寝ていいよ」というメッセージを受け取ったので,
 遠慮なくお昼寝させていただいた。
 赤字になっていたHP,やや回復。

 ふわふわのどら焼きと,カリカリのせんべい,
 どちらも,むちゃうまであった。ありがとうございました!


■1月18日(水)

●午前:ブドウ剪定
 長梢剪定,中梢剪定,短梢剪定の使い分け。
 迷路のようなブドウの枝。アタマから順にさかのぼる。

●午後:土壌管理(天地返し,薬剤散布,施肥)
 マシン油をもってカイガラムシを窒息せしめる。
 テントウムシのようなビートルが,油をば撒き散らす。
 パッキンいかれて,どば漏れ。カッパの甲斐なく,あえなく油まみれ。

■1月19日(木)
●午前:神奈川農業技術センター(旧 神奈川県園芸試験場)見学
 むっちゃおもしろかった。
 大学の“ちゅうとはんぱな”基礎研究に比べて,
 自分の仕事のお客さんがハッキリしているので,
 研究に,迫力があった。

 大学(特に現在の農学部)での研究は,
 理学部ほど基礎科学でもないし,
 こういう試験場で行われているほど,実学・実用的でもない。
 中途半端んなんじゃないだろうか。

 ぶっちゃけ,「ぬるい」と感じるものが多いし,
 どうも,パッとしないものも多い。
 (「コンナンデモ,ダイガクノセンセイヤレチャウンデスネ」)

 それでも,基礎研究と実用技術開発の中間をつなぐ存在として,
 価値はあるのかなぁ……

 でも,だとしたら,
 もっと教育に力を入れるべきではないだろうか。
 大学の存在価値,アイデンティティは,
 やはり,そこにあるのではないか,との思いを抱く。

 ともあれ,
 試験場の方々は,県下の農家の生活や経営を“背負ってる”わけで,
 県民の税金で研究もしてるわけで,
 そりゃ,必死になるわなぁ。
 やりがいがある職場なのだと思った。とても刺激を受けた。

 行き帰りのバス内も,たのしかった。
 起業の話や,「おじーちゃんのポケットから食パンとみかん」。
 7歳の小学生と80歳のじじの感性が,21歳の肉体の中で共存する存在としてのわたくし。

●午後:根府川出張所見学
 午後は,同センター根府川出張所へ。
 山の上の,ミカン園。まるで,ナミの庭〜!ワンピース〜!

 坂がきつかったが,みかんおいしかった。
 海をのぞむ丘の上で,みかんと暮らすなんてのも,ええなぁ。
 世の中には,自分の知らない生活というものが,
 たくさんたくさんあるのだ。


 帰り,現地解散となったので,
 バカ3人で根府川の海岸へ。
 叫ぶ,投げる,はしゃぐ,ぶっちゃける。
 たのしかった。

 夜,半ば打ち上げ的宴会。
 S先生のぶっちゃけ話が,おもしろかった。
 研究者としては,まぁまぁ優秀な人なんだな。
 研究者の中では,「上」に入る部類でしょう。
 (※失礼なことを書いてるようにうつるかもしれないが,
  当方,いたってマジメに,客観的に評価を下しております)

(【06.1.25】友人の指摘を受け,少し度が過ぎたと反省し,上記部分,表記を一部修正。)

 割と珍しく,けっこうみんなバカ騒ぎしてた。
 ストーブ横でみんなを見守るわたしは,やっぱり,おじいちゃんだわ(^^;)。
 適度に気持ちよく酔っぱらって,少しかわいいメールを出してしまった。ぬへ。
返信を読み,幸せな気分で眠る。


●1月20日(金)
午前:ハッサクとみかんの収穫,おみやげパック作り
午後:ハッサクの調整・選定,まとめ(アンケート記入など)

午後4時過ぎ,終了。おつかれさまでした,押忍。


分子模型講座については,また別エントリーにて。
自炊のことや,この今の学科のコミュニティのすばらしさについても,
書きたいなぁ。
とりあえず,おやすみなさい。

書いてるうちに日付変わってしまったけど,
ややゴマかして投稿。
冒頭にも書いた通り,写真は後日追加予定。

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この記事へのコメント
二宮実習って、結構盛りだくさんなんだねえ…

私は田無と農家にいったので、二宮は行く必要がなかったんだけど
それでも行っとけばよかったかも。
軽く後悔。

とても濃密な合宿だったようで何より。
いまどき大学生が果樹園で合宿だなんて、なかなかレアな体験ですよね。
Posted by やっすん at 2006年01月23日 06:36
>やっすんさん

はい,盛りだくさんでした〜。
当初は,「剪定ばっかじゃん……つまらなそー」と思ってたんですが,
予想はきもちよく裏切られて,たのしい5日間でした。

確かに,レアな体験ですよね。
ありがたいことですわ〜。

もう学科のみんながこうやって揃うことはないだろうことを考えると,
少しだけ,さみしかったりもします。えへ。
Posted by ガンジー at 2006年01月24日 08:02
二宮町に住むおばさんです。あの、東大農園の中では学生さんがどんなことしてるのかなーって、たまに思っていましたが、偶然貴方様のブログに出会って、ほうほう青春してるんだーと嬉しく読みました。
今後もお元気で勉学・研究にお励みくださいませ。
Posted by toko at 2006年05月09日 05:20
>tokoさま
訪問とコメント,ありがとうございます。
青春,しておりますです,あはは(^^ゞ

ぼくはもう二宮に行くことはないのですが,
今年もたぶん3年生は実習に何度か行くと思うので,
あたたかく見守っていただければ,さいわいです。

tokoさまも,
どうぞお元気で,お過ごしくださいませ(^^)
Posted by ガンジー at 2006年05月09日 20:22