炬燵礼賛
東京に戻って数日。
以前と違って,さみしさなどは特に感じないが,
ただ一点,
またコタツとしばらくお別れなことだけが,残念である。
(いまの部屋には,面積的な制限により,コタツが置けない。)
ふと思い出して調べたら,
ちょうど一年前にも,同じコタツほめたたえ記事を書いていた。
わたくしという存在は,彼様に,コタツが好きである。
あれは,本当によくできた,幸福発生装置だ。
電気エネルギーを,
熱エネルギーを経由して,ヒトの幸福に変える。
コタツとミカン(と,気が向けば読書)という,
正しく清らかな冬の過ごし方が世界に広まれば,
きっと,世界平和の実現は,今よりも,ぐっと,現実に近付くだろう。
たぶん,ぼくがこの先どれだけがんばっても,
コタツがこれまで発生させてきた幸せの量には,
到底かなわないだろう。
コタツとは,其様に,偉大な存在である。
(後者は,ぼくが卑小なだけであるが)
みなよ,コタツを褒め称えよ。
コタツを拝み,コタツを愛し,
コタツに日々感謝しながら,コタツと寄り添って生きよ。
コタツ,礼賛。