■受容,咀嚼・嚥下
午前2時,夢うつつに目が覚める。
ふと,もういないのだ,と思う。
どれだけ自分が悲しもうと,
悲しみに沈んで無気力な生活をしようと,
祖母は,もういない。
だとしたら,自分にできることは,決まっている。
さみしいけど,本当にさよならだ。
そんな当たり前のことが,ようやく納得できて,
もうあまり,涙は出ない気がした。
これからは,お盆が来るたびに,
あの夏の景色と,あなたを思い出すだろう。
2週間かかった。
そろそろ前に進まなければ。
そう思いながら,また眠りに落ちて,
今朝は,久しぶりに少しはマシな気分で目覚めた。
仕事を再開した。