2004年04月23日

東大紹介シリーズ(6)マス講義

東京大学900番教室■東大紹介シリーズ(6)マス講義

写真は駒場キャンパスでいちばん大きな教室,「900番教室」です。
2階席も合わせると750人も入るというオバケ教室です。
教官がマメツブのようですね(^^;)。
2階席の一番奥からだと,黒板の板書を見るのにオペラグラスが必要です。
(なんとそのために生協でオペラグラスを売っている!)

900番教室ほどではありませんが,教養の授業は大抵がマス講義です。
100人200人の講義はザラです。


ぼくはそんなマス講義が,とても嫌いです。
なぜかというと…
それは講義の質が低下するからです。

なぜ大学生になってまで,
〈先生の言う事をただ黙って聞いて,ひたすら板書をノートに書き写す〉なんてアホなことをしなければいけないのでしょうか。


「大学はマス講義を全て廃止し,30人以下の少人数講義制を実現する。
そうすると当然,教員の不足という事態がおこる。
その対策として,必修講義の単位数を減らす。」

そんな夢を描くのですが,夢物語でしょうか(夢物語ですね(^^;))。


ともかく,マス講義は教育の形としてぜったいヨクナイと思います。

少人数講義ならば,教官とも質の高いコミュニケーションができるし,生徒同士も顔見知りになるので,友達も増えます。

「受けるならぜったい,少人数講義がいい。」

それが駒場3年目の,ぼくの結論です。


【参考記事】
ゼミ「生命科学の現在・パート6」 (全15記事)


【追記】(2005.6.7)
空飛ぶ教授のエコロジー日記に,
「学部教育と大学院教育の比重」という記事がアップされていたので,
約1年前に書いたこの記事を思い出した。
せっかくなので,トラックバックを送ります。

当時は,教養学部の教育のズサンさに,不満タラタラだった。
なんだか若いなぁ,と,1年前の自分を懐かしく思い出した(^^;)。

専門課程に進んで,この不満はほぼ解消された。
いまは,毎日,大学に行くのが,たのしくてしょうがない。

やや暴論だが,ぼくは大学の教養課程は,
全廃すればいいと,今でも思っている。
少なくとも,ぼくには,教養課程はどうしても性に合わなかったですねぇ。

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この記事へのコメント
先日は心あたたかいコメントをありがとうございました。

私は東京大学に入ったこともなければ授業や教室なんて・・
という感じなのでこの写真はオォォォォという感じで眺めさせてもらいました。
なるほど、こんな感じなんですね。

でも確かに少人数講義がいいというのは納得。
一方通行にならないやりとりができるかなぁと勝手な印象があります。
少子化を考えれば、今後は少人数は求められる最低限の
要素になってくる気がするようなこれまた勝手な意見ですが。。

Posted by OTT at 2004年04月23日 23:16
ガンジーさん

初コメントさせていただきます。(^o^)
今年から非常勤で大学の講師をやってます。
学生としては、多くてもせいぜい80人くらいまでのクラスにしか参加したことがありませんでしたが、今は120人の学生さんを教えています。

教えていて思うのですが、一方通行にしてしまうのは良くないですね。この人数だと、興味の対象も絞りにくいし、カウンセリングの実習をやるのも一苦労です。遅れてくる学生さん達も結構いるし、一応自分なりに工夫はしながらやっているつもりだけど、どこまで話が伝わっているのか、確かめる術がないし…。

今の状態では、一生懸命講義をやっても、学生さんたち一人一人の状況や興味に沿ったものができないので、何か不完全燃焼のような気分です。
Posted by Sana at 2004年04月25日 09:29
>OTTさん,Sanaさん,コメントどうもありがとうございます。

講義・授業にはだいたい3つくらいの階層(レベル)があると思います。

(1)生徒が15人以下(超少人数)
(2)生徒が30人前後(まぁまぁ)
(3)生徒が100人以上(大人数)

このレベルによって,講義・コミュニケーションの質は全く違ってくると思います。
(1)が理想的。(2)も場合によっては「アリ」かな。
(3)は,最低,と。

(1),増えるといいんですけどねぇ…
Posted by ガンジー at 2004年04月25日 19:30