2004年06月21日

台風と壊れた折り畳み傘とヒトの共感能力

傘ペンギンもしくはペンギン傘
■台風と壊れた折り畳み傘とヒトの共感能力

台風ですね。

学校からの帰りがけに,折り畳み傘を1本ダメにしてしまいました。
強風にあおられて,骨が折れてしまったのです。

持ち手のところがペンギンの頭になっていて,
たいへんカワイイ,お気に入りの折り畳み傘でした。

ぼくはけっこうモノに思い入れをする方で,
この傘も一目惚れして買った時から2年近く,大事に使ってきました。

だから,たいへん哀しい。
ちょっとした喪失感を味わっています。

でも,そこでふと思うのです。
今日もテレビや新聞で,
台風で家が流された人,行方不明になってしまった人,あるいは,台風と全く関係ない別の事件で殺された人,
いっぱいそういう情報が流れています。

でも,ぼくは自分の傘のことで悲しんでいる。

う〜ん,なんだかなぁ…
とても申し訳ないような気になってきてしまいます。

もちろん,それらのニュース1つ1つに心から共感して悲しんでいては,
とても日常生活を営んでいけません。
ヒトは自分と関係があると思うことにしか,興味を持たないし,
ましてや共感となると,とても難しい。


ぼくは,

「共感」というのは,共通の体験を持っている時にしかできない,

と考えています。

たとえ表面上は「共感の意」を示すことはできても,
本当に当事者の痛みを理解することは,たぶん自分に同じ経験がないと,難しいのではないか。
そんな風に思います。

人間の想像力・共感する能力には,間違いなく限界はあるわけで。
それはたぶん脳みその構造的に規定される,仕方のないことだろうと。


話がまとまりませんね。

とにかく,「自分の想像力,人の気持ちに共感する能力には,間違いなく限界はある」
そのことだけは,忘れないでいよう。
そんなことを,壊れた傘くんを見ながら,思うのでした。


〔6月25日の追記〕
あきらめきれなかったワタクシは結局,同じような大きさと色の傘を買ってきて,
(安かった。525イェンでした)
持ち手をペンギンくんの頭につけかえる,という大手術?(^^;)の結果,
ペンギンくんはめでたく come back to life されました。
めでたし,めでたし。
Posted by gandhi at 20:26│Comments(2)TrackBack(0)記事編集そのほか雑記

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この記事へのコメント
ガンジーさん、こんにちは。
では、本当に少しずつコメントを書きます。

大切な傘が壊れて悲しんでいる(いた)ガンジーさんに、
「悲しみは悲しみのままに。」
と言いたくなりました。
申し訳ないと思う思いやりも大切なのだろうけれど、
自分のささやかな悲しみや喜びを味わうことも同じように大切ではないかと。

「自分の想像力,人の気持ちに共感する力には,間違いなく限界はある」ということにはとても同感です。
ことに、私は一言で表せば「トンチンカンな人」なので、「当事者の気持ちを想像する」ことには大変困難を覚えます。努力はするのですけれど。

傘の手術が成功してよかったですね。

Posted by Sting at 2005年05月14日 11:12
>Stingさん

こんにちは。
週末,でかけていて,返信が遅くなりました,すみません。

コメント,ありがとうございます。共感していただけて,うれしいです(^^)。
傘は,先日,ユザワヤとうお店で500円で売ってるのをみかけました。
でも,今はもう,この子じゃなきゃダメなんです。
だって,手術跡のある子は,世界でこの子だけですから(^^;)。

これからも大事に使っていきます(^^)。

Posted by ガンジー at 2005年05月16日 09:50