2005年04月27日

【心の底】「自分に同情するな」

【心の底】「自分に同情するな」

ふいに,途方もない喪失感に襲われる。

 「誰もぼくを本当に愛してはくれないのだ」

そう,頭の中で声がする。
とんでもなく罰当たりな考えと知りつつ,
でもその言葉は,
やたらしつこく頭にこびりつき,頭の中で,リフレインする。

 「誰もぼくを,本当に愛してはくれないのだ」


いったい全体,なぜ,ぼくはこんなところで,
こんなことをしているんだ?
なんで,○○な□□に,△△されなきゃいけないんだ?
(本日は,モロモロの理由により,伏せ字が多くなっております(^^;))

そう思えてきて,
どうにもやりきれない気持ちになって,
体からも,心からも,力が抜けて,
ふにゃふにゃ〜っと,へたりこんでしまう。

店の前の通りを歩いている人たちが,
異星人のように感じられる。
いや,どちらかと言えば,彼らが地球人で,
ぼくが,異星人。

彼らとの物理的な距離は,ほんのわずかなのに,
なんだか,
とんでもなく遠く隔たっているように感じられて,
そのことの意味を自分の中で消化しきれないまま,
ぼんやりと道往く人を眺める。


頭の中で,さっきとは別の声がする。

 「自分に同情するなよ」

そうだ,そうだった。
2度と自分に同情しないと,決めたはずだった。

「誰からの見返りも求めず,ひたすら「与え」続け,
そして自らの快楽のためだけに生きるのだ」と決意したのは,
ついこないだのことではなかったか。

世の中には,自分より苦しい思いをしてる人なんか,
山ほどいる。

1日でも長く生きたいと願っているのに,
どうしても生きられないで,死んでいく人や,
ちっとも別れたくなんかないのに,
愛する人と別れて暮らさなければいけない人や,

世の中には,そういう人がいっぱいいて,
それでもその痛みに耐えて,精一杯笑っている人も,
いっぱいいて,

だから,

 「自分に同情するな」


やれやれ,あなたは立派ですよ,村上さん。


ノルウェイの森〈上〉


自分が幸せであることを自覚すること。
それも,とんでもなく幸せであることを。

愛する人に囲まれて,その人たちから愛されて,
これ以上,なんの不満があると言うのだろうか。

転ぶなら,前のめりに。
起きたら,また歩き出そう。
Posted by gandhi at 16:56 │Comments(0)TrackBack(0)記事編集心の底

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