2007年07月16日

【たまには近況報告】海の日の思い出

今日は海の日だ。

昔,まだ海の日が「第3月曜」じゃなくて,
「20日」だったころ。

夏休みの初日が,ちょうど海の日で,
お昼を食べて,母の実家に行くのが,毎年の恒例行事だった。

母の実家は,港区の,港の方にあるのだ。


あの頃はまだ祖母も元気で,
行くと,「たっちゃん,しとちゃん,よう来たね。
寒天つくったで,食べやぁ,食べやぁ」と,
よく冷えた,ほのかに甘い寒天を勧めてくれるのだった。
(祖母は三河の出身で,
 三河訛りは,「し」と「ひ」が逆になるのだ)

夕方,親戚一同があつまってきたところで,
縁日へ出かけて,屋台の並んだ通りを歩きながら,
港の先の方まで。

やがて日が暮れて,十分に暗くなったころ,
1発目の花火が,「どーん」と,空に咲く。

さんざん花火を眺めて,
風船釣りと,金魚すくいをして,
次の日には半分以上死んでしまう金魚を,
それでもうれしく思いながら,
透明なビニール袋を下げて,家まで帰る。


まだ祖母がボケていなくて,
海の日が,20日だったころの思い出……

中学,高校と大きくなるにつれて,
みなと祭はいつの間にか,やたらと多く人が集まる,
ただの「イベント」になってしまって,
昔ながらの「地域のお祭り」といった,
独特の風情は,失われてしまった。

それぞれが大きくなって,
大学生になって名古屋を離れていったりして,
自分も東京に出て,
気がつけば,親戚みんなで集まることもなくなって。

祖母もいつの間にかすっかりボケて,
特別養護施設に入ってしまった……
もう,あの寒天を味わうことは,この先ないのだ。


別に「あの頃の方がよかった」とは思わないし,
思ったところで,時の流れというのは止まらないものだけれど,
小学生だったころの,大切な思い出として,
それは,私の胸の中に,ある。

  *

ふと,そんなことを思った。

今日は海の日なんですね。
ちっとも,実感湧かないなぁ……



【近況】
 就職活動をしています。
 結果が出るまで,気分的にあまりぱーっとしない,
 宙ぶらりんな日々がつづきそうです。

 大学の方は,おそらく9月卒業をすることになりそうです。