■「ファッションは挑戦」
先日,ユニクロでタートルネックのセーターを買いました(写真)。
あ,「なんじゃ,それだけかいな」とは言わないでくださいな(^^;)。
ぼくの中では,ちょっとした事件だったのです。
ぼくは,全くおしゃれな人間ではありません。
ファッションには,かなり無頓着な方です。…でした。
小学校の時は母親が買ってくる服/兄のお下がりの服をそのまま着ていましたし,
中学・高校時代は制服があったので,着るものに迷うことはありませんでした。
いや,もちろん家でも制服を着てた,なんてことはなんだけど(^^;),
私服の時でも,おしゃれをしたりするなんてことは全くありませんでした。
大学に入っても基本的にそれは変わらず,
・夏は無地のTシャツ
・春&秋は無地のオックスフォードシャツ
・冬はその上にパーカー
とまぁ,およそ〈オシャレ〉というものとは程遠い格好をしていたわけなんです。
なぜオシャレをしようとしなかったか。
それはひとつには,
・めんどくさかった
というのがあります(^^;)。
「朝起きて,着るものをいちいち迷うなんてめんどくさくてかなわん」
と,なんともズボラな考えをしていまして…(^^ゞ
それと,もうひとつは,
・自分の容姿にコンプレックスがあったから
というのがあります(今でも,まだある)。
これは明らかに自意識過剰だと自分でも思うのですが,
服屋さんで着るものを選んでいると,周りの視線が気になってしまうのです。
「うわ,あいつあんな顔してるくせにいっちょまえにオシャレなんかしようとしてるよ。色気づいちゃって」
そんな声が聞こえてきそうで,怖かったのです。
完全に被害妄想なのですが,
まぁようするに,自分に自信がなかったのだと思います。
だから「タートルネックのセーターを買う」ということは,
たとえユニクロでも(って言うとユニクロに失礼か^^;),
ぼくの中ではすごく冒険というか,珍しい行動だったのですよ。
そして昨日,初めて人前にそれを着ていきました。
地下鉄の出口を出る時,
「もうすぐみんなに会える」と思ったら,なんだかドキドキして,
その時初めて,
「お?オシャレするたのしみってのは,こういうことか?」
と思ったのです。
ちょっとしたドキドキ,高揚感。
生まれて初めて〈オシャレするたのしみ〉を知った気がしました(^^;)。
そして「ファッションは,挑戦なんだなぁ」と思いました。
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