新横浜から乗ってきた嫌なオヤジの相棒は、やっぱり嫌なオヤジだった。
てっぺんがだいぶ薄くなった髪、
その薄い頭にたっぷり整髪料をつけてギトギトに脂ぎった頭と額、
靴を脱いで、いかにも臭そうな黒系の靴下を前の座席にかけるオヤジ特有の行動。
「いかにも世の中のこと分かってます」的な、知ったかぶりオンパレード会話。
そしてダメ押しは、
2人そろっておそろいお決まりの、「日本経済新聞」。
(いや、別に日経自体には恨みはないし、むしろ好きなのだけど(^^;)
そろいもそろってアホみたいに、というのが嫌なのです)
見事である。
見事なまでに、日本の典型的な「サラリーマン」。
ここまで来ると、これはもう一種の「才能」だ。