2005年03月07日

〈駅の立ち喰いそばの美学〉についての短い考察

050307_1232~02.JPG旅の途中で食べる、駅の立ち喰いそばが好きだ。

「立ち食い」ではない。「立ち喰い」である。
またこの場合、「うどん」ではなく、「そば」であることが望ましい。
(あくまでもぼくの個人的感想である。
また名古屋人として、「きしめん」は特例的に認めることとしたい。
なお、きしめんはうどんの変種だと思ってる人は、大間違いのこんこんちきなので、
今すぐに認識を改めてもらいたい)

もとい。

ぼくはたいてい「月見そば」を頼む。

きつねそばや天ぷらそばは、揚げや天ぷらが安っぽくていただけないし、
たぬきそばでは脂っぽすぎる。
唯一、玉子だけは、嘘をつかないのである。


次の電車を待つ、ほんの15分か20分の間に、
いつ電車が来るのではないかとなんとなくソワソワしながら
よく咀嚼する事なく胃に収めるそば(まさに「すする」という表現がふさわしい*
)は、
最高にうまい。

  (*:ここに、うどんではなくそばであることが望ましい理由がある。
  うどんは「噛む必要がある食べ物」であり、「すする」には太過ぎる)


これぞ日本が世界に誇り得る、最高のファストフードである。
Mドナルドのハンバーガーなんて、目じゃないぜ!
(まぁ,あれはあれで,おいしいけどね)

そして店を商っているおばちゃんがまた、「グッジョブ!」なのである。

明らかに、パートタイマー。
しかしそこには職人としての矜持や、聖母のようなやさしさ、
そして「田舎のおふくろ」的な暖かさが、
渾然一体となって、そこはかとなく漂っている。

そこに立ち寄る人は皆、
言い様のない懐かしさを感じながら、
どこかやさしい顔でそばをすする。


駅の立ち喰いそばは、まさに「一期一会の出会いの場」であり、
「〈いつの間にかどこかに忘れてしまった大切なもの〉思い出し装置」なのである。

グッジョブ!

この素晴らしい文化がいつまでも続くことを、願ってやまない。

(了)



【謝辞を追記】(05.3.9)
この文章のスタイルは,言戯の寿さんの文章を全面的に模倣しています
(寿さんほど上手くないので,いまいちキレがありませんが…)。

つーことで,言戯: かぶりつき欲!にトラックバック投げ!
…ようと思ったけど,グッジョブだったらしい。のが好きなので,そっちに投げ!


寿さん,仙台に旅行に行ってきました
仙台は,いいとこですね〜。ほれ込んでしまいました(^^)
Posted by gandhi at 13:09│Comments(2)TrackBack(0)記事編集仙台逃避旅行記

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この記事へのコメント
(え?きしめんって、うどんの平べったいヤツじゃなかったの!?)



こんばんは。
「言戯」管理人、寿でございます。

トラックバックありがとうございました。

私も、立ち食いそばは大好きです。
あの、

「あんまし、汁まで飲み干す人はいないよ」的な雰囲気がまっことスバラシイ。

腹に流し込む感じがまたいい。

胃弱の私は、後で泣きを見ますが…。orz
 
 
 
ガンジーさん、仙台に来られたのですね。
仙台はですねえ。
風土としては、いいところですよ。

交通機関が不便なのと、景気が悪いことを除けば本当にいいところです。

ご友人が、
「仙台の恥」
と言ったのは、白い方ですか?茶色い方ですか?

白い方は、地元では「ニョロニョロ」と呼ばれています。
よく見ると、片手に徳利、片手で「金。」というサインを出しています。
なかなかにさばけた観音様と言えるでしょう。

茶色い方は、最近出来た「愛子大仏」というもので、なんでも天皇家に愛子様が生まれたのを記念して作られたものだとか。

最近、トータス松本さんが訪れたらしいですよ。

また遊びに来てくださいませ。


追伸:
失恋というのは、得がたい経験だと思います。
やらないよりは、やったほうがいい。
私は、心底そう思う。
Posted by 寿 at 2005年03月09日 18:45
>寿さん

コメントありがとうございます。
追伸の部分に,ぐっと来てしまいました〜

友人が見せてくれたのは,「白い方」です。
ふたりでおなか抱えて笑ってました(^^;)。

仙台,またきっと行きたいです!
Posted by ガンジー at 2005年03月10日 18:11