2005年02月11日

【訃報】永井明さん

【訃報】永井明さん


ただ、ふらふらと?酔いどれドクター最後の日誌

昨日,本屋で,作家の永井明さんが亡くなられていたことを知った。
「最後のエッセイ集」というオビの言葉に,慌てて奥付をめくり,
「2004年7月7日逝去」という文字を見た時,
なんだか体から力が抜けて,へなへなとその場に座り込みそうになってしまった。
あんな感覚は初めてだった。

ぼくは今まで,幸か不幸か,
〈本当に親しい人の死〉というものに遭遇したことがない。
でも,もしそういう誰かを失ったとしたら,
きっとこんな感じ(がもっと強く)襲ってくるのだな,と感じた。
(どうもぼくはそれに耐えられる自信がないのだが…)

そして,それくらい永井明さんを,ぼくは大好きだったのだと気付いた。

彼は10年間,内科の勤務医を続けた後,
医師業を続けることに耐えきれず,医師であることをやめてしまった人である。
たぶん,医師を続けるには,彼は自分に正直過ぎたのだろう。
自分をだますことができなかった。

軟弱,と言えばそうなのかもしれない。
でも,彼は,確かに軟弱だったけれども,とても真摯な人だったのだとぼくは思う。

そして医師をやめた後も,
結局はそこから目を背けることができず(せず?),
現在の医療が抱える様々な問題をじっと見つめ,考え続けた。
(そういう意味では,彼は医師をやめた後も,医師であり続けた)


人はいずれ死ぬ。遅いか,早いかだけだ。
〈誰の元にもいつか必ず訪れる〉という点で,死は平等である。

しかしそんなことを知っていても,
悲しみは消えない。

というわけでぼくは今,
彼の書き残した最後のエッセイを読んでいる。


こういう表現はあまり好きではないのだけれど,

ご冥福を,お祈りする。

Posted by gandhi at 11:41 │Comments(0)TrackBack(0)記事編集そのほか雑記

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